丸太を見つけて2人で座ると、
白雪姫はそっとカバンから一冊の本を出す。


「この物語、すごく好きなの」


「これが俺たちの運命を変えてくれたな」


「そうね」


そっと、表紙に触れる。


そこには金色の字で書かれている。


「…白雪姫」


「不思議だな、同じ名前なんて」


そこにはひとつのりんごの絵。