次の日。 わたしはゆっくりと用意されたベッドから起き上がる。 空は生憎の晴天。 窓の策には小鳥が止まって鳴いている。 全然眠れなかった。 なんも、整理なんてつかなかった。 「はぁ…」 何度、このベッドでため息を付いただろうか。 ──コンコンっ 「はい…」 「白雪様?」 ドアをあけてひょっこり顔を出したのは昨日のおじさん。 「顔色が優れませんね…」 この人はいつも心配そうだ。 そうさせてるのはわたしなのかな?