ラブ♡スリップ




「蓮斗…?」


「怖がらせてごめんね」


あ、この感じ。


あのときの蓮斗と同じだ。


それがわかった瞬間。


わたしの涙腺は壊れたように涙を流した。


「風牙、ありがとうな」


「まぁな」


「ほら、りんごも泣くなって」


ぽんぽんと頭を撫でる。