「あんたもそうよ! 女王であるわたしを差し置いてしあわせになるなんて!」 わたしに掴みかかる魔女。 さっきとは全然違う。 「ちょ、はなしてっ」 落ちる! 落ちる落ちる落ちる! 「おい、なにやってるんだよ!」 「誰だい、」 「離せよ!」 魔女に掴みかかったのは、風牙くん。 「風牙くん、危ない!」 「りんご、逃げろよ!」 「だめ、風牙くん、離れて!」