8月の宝探し


「会長は?」


顔を見ると、腕を組んだ。


「俺の部屋は鍵をかけられるけど、ものが多くて、4人も入れるスペースがない」

「そっか。困ったなぁ……」

「1日待ってくれれば、部屋を整理して、入れるようにもできるが、それじゃダメか?」

「うーん、明日か。
じゃぁ、これ、明日まで、どうする?」


リュックを持ち上げてみせると、トモアキが明るく言う。


「会長に持ってってもらえば?」

「えっ、俺が?」


会長は、気がすすまない表情だけど、トモアキはニッコリ笑う。


「だって、会長の部屋、鍵がかかるんでしょ?」


うん、そうだな。

トモアキ、いいこと言うじゃねーか!