8月の宝探し


「星野の叔父さんを疑うわけじゃないが、俺は基本的に、大人は信用できない」

「うーん、マスターは信用できると思うけどなぁ……、ダメか?」


会長は、難しい顔で首を振る。


「あの人、借金があるみたいだし……」


借金があったって、マスターは他人の金を盗んだりするような人じゃない。

長い付き合いの俺にはわかってるけど、それを説明したところで、会長は納得しそうにない。


しょーがねーな。

他の場所を考えるか……。


「けど、うちは、俺の部屋、鍵がなくて、おふくろが勝手に入ってくるし、トモアキんちは親父さんがいるしなぁ」


そう言って、桃香を見ると。


「えぇっ、うちはムリだよ!
男の子を3人も連れていけないよ」


そりゃ、そうか……。