「星野の叔父さんを疑うわけじゃないが、俺は基本的に、大人は信用できない」
「うーん、マスターは信用できると思うけどなぁ……、ダメか?」
会長は、難しい顔で首を振る。
「あの人、借金があるみたいだし……」
借金があったって、マスターは他人の金を盗んだりするような人じゃない。
長い付き合いの俺にはわかってるけど、それを説明したところで、会長は納得しそうにない。
しょーがねーな。
他の場所を考えるか……。
「けど、うちは、俺の部屋、鍵がなくて、おふくろが勝手に入ってくるし、トモアキんちは親父さんがいるしなぁ」
そう言って、桃香を見ると。
「えぇっ、うちはムリだよ!
男の子を3人も連れていけないよ」
そりゃ、そうか……。

