8月の宝探し


やべぇ。

別の意味で、やべぇ。

ど、どうしよう……?


トモアキとふたり、バカみたいにカチンコチンになって、桃香を見つめていると。



「トモアキ君、ありがとう。
私、なんか、ふっきれた」

「へ……?」



トモアキは、間のぬけた返事しかできない。

俺も、なにがなんだかワケわかんねぇから、言葉が出てこない。

一方、桃香は、こぼれた涙をふいて、笑顔になって続けた。



「トモアキ君、すごく絵がうまいんだね。
私、ビックリしちゃった。
プロの絵描きさんみたい」

「え、いや、そんな……」


トモアキが首を振ると、桃香はまたじっくり絵を見て、言った。