白浜先輩。 その名前は、もう二度と聞きたくない名前だった。 一瞬で分かった。 白浜先輩が恐れられているには理由があると。 それは、ただ性格が悪いからではない。 彼は、本当に並外れて強い。 彼に吹っ飛ばされた時に分かった。 俺と城内が束になっても足下にも及ばない相手だと。 暴力は嫌いだ。 だけど、暴力にものを言わせてる奴はもっと嫌い。 俺は、絶対に白浜先輩には屈しない。