「それにしても、かっちょいい兄貴だったな!」 賢一の言葉に俺も頷く。 元ヤンというから、優弥みたいなアニキが来るかと思っていた。 でも、現れたお兄さんはごく真面目な大学生で。 服装もシンプルで正統派。 とてもじゃないけど元ヤンには見えない。 それに加え、オーラもふんわりとしていて。 何を言っても笑って済ませてくれそうなタイプだ。 「あやちゃん、お兄さん優しそうだね」 そう聞くと、笑顔で頷くあやちゃん。 「自慢のお兄ちゃんなんです」 そう言った。