ー隼人sideー 大宮は、城内と通じるところがある。 ダサくない点を除いて。 ……俺たちは、いい友達になれそうだ。 「ありがとよ」 一緒にパスタを食べた後、大宮は俺に手を振って去っていった。 あの、豪快な彼女とともに。 彼女とは始終子供みたいに騒いでいたけど、何だか楽しそうだった。 二人はお似合いだと思った。