どんよりとした空気の中、 「いらっしゃい!」 元気な声が聞こえた。 いつもは面倒だけど、こんな時には救われる。 彼のテンションで、少しは前向きになれる! あたしに声をかけたのは淳ちゃんで。 オレンジの髪にピアスを輝かせて、あたしの前で笑っていた。 隣で楓が小さく飛び上がる。 楓は、うるさくて乱暴な淳ちゃんに怯えているのだった。