「そうそう、美優! あたし別れたのよ」 唐突に言う楓。 あたしは、そんな楓を凝視する。 それでも楓は悲しんでいるそぶりなんてなくて。 ネタのようにあっけらかんとしている。 楓のさっぱりした性格は、本当にすごいと思う。 もしあたしが隼人と別れたら…… こんなにも飄々と過ごすことなんて出来ない。 人生に絶望して、引きこもってしまうかもしれない。 なんて思った。 だけど、楓が落ち込んでいない理由がすぐ分かる。 「あたしの浮気がばれた」 「えっ!?」 あたしは思わず声を上げていた。