ー淳sideー 俺は痛む脇腹を押さえて、扉の前に立っていた。 ピーンポーン…… 呼び鈴が虚しく響き渡るだけで、人の気配はない。 俺、タイミング悪ィな。 一人で呟いた。 昨日、久しぶりに橘と喧嘩をした。 そして、あれだけ怒っている橘を、初めて見た。 思い出すだけで悪夢だ。 そして、俺はあっけなく奴の前に倒れた。