「でもね、さっき、急に大慌てで家を出たよ」 「え?」 「思い立ったようにバイクに乗って」 「えぇ!?」 淳ちゃんの考えることは、意味不明だ。 もう、淳ちゃんの中では隼人のことは解決していて、新しい難題が見つかったのかもしれない。 仕方がない。 せわしない淳ちゃんのことだから。 あたしは淳ちゃんのお母さんに背を向け、家に入った。 外ではまだお母さんたちが立ち話をしていて。 隼人と淳ちゃんも、はやく仲直りが出来たらいいなと思った。