素敵彼氏の裏の顔【番外編】





俺は拳を握りしめ、力一杯橘の頬を打ち抜いた。

橘の暗い髪が揺れ、その綺麗な顔は横を向く。



や……やべぇ。

勢いに任せてマジでやっちまった!






「てめぇ……」




ゆっくりと俺に向き直った橘は、完全に死んでいて。

街灯の光がその髪を金色に染めた。

俺の頭の中で、過去の記憶とシンクロする。




「神木……」




再び拳を作る俺。

奴も拳を握りしめた。