気付いたら、日が傾き辺りはオレンジ色に輝いていた。 もう夕方か。 今日一日、あっという間だった。 「美優、そろそろ帰らなきゃ」 名残惜しそうに隼人が言う。 分かっているけど、胸がずきんとする。 これからも、ずっと一緒にいれるのに、例え少しでも離れたくないと思った。 あたしの隼人中毒は、重症だ。 帰りたくない。 そんなかわいい言葉を言うことが出来ず、もじもじするあたし。 気付いたら、隼人のシャツの裾を掴んでいた。