後輩たちは周りなんて気にせず、憧れの先輩を取り囲んで目を輝かせていたが……
「そういえば、乱闘祭りの日、城内先輩と神木を見た奴がいるんですけど」
思い出したように言う後輩。
一瞬、ドキッとした。
「人違いですよね?」
「だって神木、城内先輩を殺しかけた……」
その言葉に心が痛む。
だけど、淳ちゃんは背筋を伸ばし、後輩たちを睨んだ。
「聞いてねぇの?
あやちゃんの話とか。
奴と俺は、親友だ」
「えぇぇぇぇ!?」
「羨ましいだろ」
淳ちゃんは楽しそうにまた笑っていた。
そんなやり取りを聞いて、何だか心が温かくなった。
そして、嬉しかった。
あたしは、何一つ隠さない、ありのままのスタイルを貫く淳ちゃんが大好きだ。
……恋愛感情ではないけど。



