空港に着くなり、日本なのに日本とは違う空気が立ち込めていた。 東京とは比べものにならないくらい眩しい太陽、真っ青な空。 スコールが残した水滴を、真っ赤なハイビスカスが弾いていた。 「ハイサイ~」 相変わらずのおバカな服装で馬鹿騒ぎする淳ちゃんたちを避けるように、隼人が空港のゲートを出た。 もちろん、淳ちゃんたちは大注目を集めていて、 「ママ、変な人たちいるよ」 なんて子供に指をさされる始末。 「あぁ、恥ずかしい……」 隼人は困りきった顔をして額に手を当てた。