「お客さん!危ないから気をつけて!」 と駅員さんの声がして 「ごめんなさい!」 と振り返ると彼の声とかぶった。 左手でこめかみをいじりながら 「ごめん…そんなつもりじゃなかったんだ」 と子犬のような声で話しかけてきた。