ラブ&コメ

「君の傘が、ボクの顔にめがけて飛んで来たんだけど。」


冷静に男は話し始めるが、私は冷静になれない。


「君!ボクを指でささないでくれ!」


「あっ、ごめんなさい。」


私は、指をゆっくり引っ込め立ち上がった。


「あ~あ、どうしてくれるの?」


男の顔からは、血がポタポタと地面に落ち、雨と共に流されていく。


「慰謝料ですか?」

私は冷静を装い強気に出てみた。
その間にも、どんどんジーンズが余計に気持ち悪くなっていく、、、