ラブ&コメ

チクタク、キムタク、チクタク、、、


2人の間に時計の音が、BGMとして流れる。


って、一つおかしな音が流れているけど…。


私はサトルに言わなきゃいけない事を思い出し言ってみた。

ただ、沈黙に耐えれなかっただけなんだけど、、、


「私ね…仕方なしにお笑い芸人になることになったんだ。」

サトルは、少し驚いた表情を浮かべたけど、すぐにいつもの爽やかな顔に戻り、

「やっぱり。スミレは優しいから断らないと思ってたよ…俺は。」


優しいから?…真実は違うんだけど…。 ホントは、佐藤さんに強引に、、、


私が優しくするのは、大好きなサトルだけ。


しかし、私はホントの事をなぜか言えずに、ただ小さく頷いた。