「面白くない。全然面白くない!」


ものすごく嫌悪感全開の佐藤さんは、キーボードを鳴らす音が凄まじく、今にも破壊しそうな勢い・・・


「佐藤さん、ちょっと機嫌直して下さいよ!また会った時に、聞きますから。」

なんで、私がこんなに気を遣わないといけないの??


「ちゃんと聞いておきなさいよ。」


佐藤さん、意味解らない所で怒っているよ、、、


明らかに、私がお笑い芸人になるってのを楽しんでいる。


怒りたいのは私の方だよ、、、


なんて言えるわけもなく、私は仕事に戻り、カタカタとキーボードを鳴らし始めた。