「間違い電話！マッサージお願いしたいんですけど？って。」


机の上に置いてある電話を見つめポツリと呟くと、仕事を再開し始める。



「マッサージお願いしたいのは私達の方よね？」



佐藤さんの言葉に、うんうん、と２度頷いた。


最近、残業続きで肩が凝ってお疲れモード全開の私と佐藤さん。


なんて思いながらも、私はパソコン画面に顔を向けて、またカタカタ音を鳴らし仕事を再開した。