ラブ&コメ

「今日は居ないんだ…」


胸を弾ませてきたのもあって、ガッカリの度合いが大きい。

女の子は居ないのに公園にゆっくり歩いて入っていく


風で揺れるブランコを手で止めて、
いつも女の子が座っている方のブランコに腰を降ろして座った。


ただのブランコ、ただの錆びついたブランコなのに、なぜかドキドキしてくる。

しかし、女の子は今日は居ない。