ラブ&コメ

サビれたブランコの鎖を握ったら、
案の定、手のひらは茶色になり


「あっ、最悪…」


夏草さんが、そう言うとまた、女の子はクスクスと笑う。


「バカだね…君。あはは。」


2人しか居ない公園の中に、小さく女の子の笑い声が響く。

その女の子の笑う姿に、夏草さんの胸はドキドキしていき、
気づけば、女の子に恋をしていた。