ラブ&コメ

何を尋ねても反応を示してくれない女の子。


仕方なしに、公園を去ろうと思って女の子に背を向け、
出口に歩いて行ったんだけど、

やっぱり、気になってしまい、頭を何度か掻きクルっと回ると、
女の子の横にあるもう1つのブランコに座った。


「くくく。」


その一連の動作がおかしかったのか、女の子は隣に座る夏草さんを見て、
涙を拭きながら笑った。