ラブ＆コメ

しかし、
次の日も、またその次の日も、
女の子は寂しそうにブランコに座っていた。


そして、ついに気になってしまった夏草さんは、その女の子に近づき話かけたみたいで・・・。


「あの、君この辺の子なの？」


ブランコの前に立ち、女の子にそう尋ねた。


女の子は、俯いた顔をゆっくり夏草さんに向けて上げて、
小さくウンと頷くと、我慢していたのか瞳から涙が溢れ出した。


「えっ、大丈夫？」


慌てて尋ねてみたものの、その女の子は何も言わずに、
ただ俯いたまま肩を小刻みに揺らして、、、