いつも履いている、スニーカーを足に装着して、家を出た。

右を見てもあの子の姿なく、今度は左を見てみる。


すると、ミニスカートをチラチラさせながら、走って行くあの子の姿があった。

「ちょっと!待って!」


大声で呼んでも止まる事がなく、仕方なしに私も走って追いかけた。


でも、全然距離が縮まらない・・・。


「足…速すぎだって!」