ラブ&コメ

「じゃあ、少しでも…好きって気持ちがなかったって事?」


夏草カヲルのシャツの袖を掴み、ユサユサ右に左に揺らして尋ねているメイの瞳は若干、ウルウルしていくのが解った。

「…そうだけど。」

この言葉になぜか、めちゃくちゃ怒りを感じていく。


下を向き、目を瞑り私は我慢した。
ここでまた、勢いよく立ち上がってもサトルに止められると思っていたから…。

しかし、我慢していた私の横でガタっと一瞬テーブルが揺れる音がしたと思ったら、、、


ーーバン!ーー


と、激しい音も部屋に鳴り響いた。