ラブ&コメ

って、ノンキに解説している場合じゃない…。


「あ~夏草さんから話して下さい!」

私の口調は、もうイライラの限界を越え、切れ味抜群のナイフのように危険と化す。


「なんか…すいません。」


夏草カヲルの雰囲気で謝る感じが、炎という名の私に油を注ぐ。


しかし、今は我慢をしなければ…


そう小さく呟きながら、テーブルの陰で、右手の皮膚を痛くない程度につねった。