「カヲルさん、あの~一つ質問していいですか?」


私の後ろにいたサトルは、スッと一歩出して、私の前に出ながら言う。


メイという女に寄り添っていた夏草カヲルは、サトルの真剣な表情に応えるように、ベッドの上で正座をする。


「何ですか?」



「その…この子、元相方なんですよね?」


サトルの問いかけに、夏草カヲルは、躊躇なく、首を縦にふる。


「じゃあ、今まで一緒にやってきたこの子と、また一緒にやっていけば良いんじゃないですか?」

この問いかけには、少し考え込む夏草カヲル、、、