「歌花ちゃ〜ん!」

「あや?」

もう私たちは、仲良しになっていた。

「次、移動教室だよね?」

「うん、そだよ?」

「一緒にいこ?」

私たちは一緒に、行くことになった。

「歌花ちゃんは友達いらなかったの?」

「昔のことがあるからかなぁ?」

「昔?」

「うん…ごめんでも、今はあやと一緒にしゃべられて嬉しいよ!」

「ありがとね」


「歌〜ちゃん!」

「あぁ!れんとさん」

「んも〜蓮斗でいいよ?」

「んはは!」

「?」

「なぁに?歌ちゃん?」

「なんか、私たち3本チョコみたいだね、私たち」

「3本チョコだったらずっと一緒にいないとね」

「……っ」

ずっと一緒…