おかしな二人



身震いをひとつしてから冷蔵庫の中を見て、ちゃちゃっとご飯の用意をする。

テーブルの上にそれを並べていくと、水上さんは急にご機嫌な顔になった。

そうかそうか。
お腹が空いていたのですね、水上さん。

親が子を見るような眼差しで微笑んでいると、なんや! とまた威嚇されてしまい、いえいえ。何でもございません、とそそくさと後退する。

後片付けをする頃には、満腹になった水上さんがご機嫌にテレビをつけ、鼻歌を歌っています。

その画面をチラッと見るあたし。
歌番組なんて、何年ぶりに見ただろう。と感動していたら、なんだか見知った顔が映っていた。

「あれ? もしかして」
「そう。あれ、俺」

ニコニコ顔でキッチンにいるあたしを振り返る。

楽しそうにメンバーと曲を奏でて歌うその姿がどでかいテレビに映っている。