「どこが?! あんなにモテるんだし他の子と付き合ってれば良くない??(笑) そっちのがお似合いじゃん。 学校1モテるんだから、狙ってる美女だって多いでしょ。 あたしみたいなブスが彼女だったら、いいんちょーの株が下がる(笑) おまけにあたし、男に興味ないし!」 そう言うと、遊佐は はぁーーー…っと、 あからさまに長ーいため息をついた。 「これだから無自覚は…。」 そういった遊佐の言葉は、あたしの耳には届かなかった。