リンゴの味は__。

 目を見開いて私を見つめる浩を、私も見つめ返す。



「私、浩がいるのが当たり前だと思ってた。浩が私を好きでいてくれるのが日常だと勘違いしてた……! 浩を失うかもしれないって初めて考えたら、本当に、嫌で……。失いかけて、初めて気づいたの__!」



「林檎…………」



 __優しい口づけが、私の想いを溢れ出させる__。



 触れた唇から熱が伝わり、体中を駆け巡る。





 甘いリンゴには“蜜”がある。



 私達のリンゴには“好き”がある。



 “好き”は時に、私を惑わせ__。



 “好き”は時に、2人の想い__。





「林檎……」



「浩……」





「「____好き」」