俺様彼氏と女王様。

俺はニーナさんの腕を引っ張ってベッドに押し付けた。



「買い被り過ぎ。俺はそんな男じゃないよ。」

「実は強引なのね?嫌いじゃないよ?」

「本当の俺を見れるのはアイツだけ。ニーナさんになんか全く反応してくれないんだよね。」



俺の言葉に対しての返事はなくて、ただ俺を見上げて何も言わないニーナさんは状況を理解し始めたらしい。



「何したの?Nene潰し。」

「何も…してない。」

「俺は知ってる。だから全部言っちゃった方がいいと思うよ?」

「そう…。じゃあ言うわ。あることないことバラ撒いてついでにあの子の仕事も横取り。雑誌のNeneの企画をなくすの何て簡単な事だった。」



どこまで腐ってんだよ…。



マジ殺してやろうか…。



「そんな事して俺が手に入るとでも?」

「Neneを潰してから日向君を奪いに行こうと思ってたの。」

「へぇ。すげぇね。そこまでやっちゃう根性。」



初めて女を本気で殴りたいと思った。