俺様彼氏と女王様。

【日向】



寧音がいないこの部屋は本当に寂しい。



最近一緒に寝てたから余計に寂しくなる。



明日はあの女を地獄に落としてやるよ。



寧音が今まで耐えた分、しっかり償ってもらう。


寧音にはだまってるけど、浮気じゃねぇぞ?



少しからかうだけ。



それだけだ。



寧音はまだ熱が下がらないらしく、今日はずっと寝てたらしい。



俺の寧音をこんなにしやがって…。



そして次の日、仕事が終わった俺はホテルの中のレストランでニーナさんを待った。



遅れてきたニーナさんは笑顔だ。



「遅くなってごめんね?」

「そんなに待ってないよ。」



それからも寧音の事には触れずにニーナさんとメシを食った。



味なんて分らない。



何を話したかも覚えてない。



そんなことは俺にはどうだっていいこと。



それよりも、これからどうするかで頭がいっぱいだった。