でもいつの間にか消えてるボタン…。



寧音にキレられそうだ…。



「日向の制服可哀相…。」

「取られた感じで1つもナイ…。」

「あたし別にいらないも~ん。ボタンよりこっちが欲しい。」



寧音に緩められたネクタイ。



だったら俺も寧音のネクタイが欲しい。



お互いネクタイを交換しあった。



このネクタイももう解く事がなくなるのか…。



最後に1回制服でヤっとけばよかった…。



「変な事考えてない?」

「少しね?」

「エロヒナ!!それより皆で写真撮ろうよ!!」

「いいなそれ!!」



愛チャンも混ぜて皆で制服最後の写真を撮った。



かなり記念。



華衣チャンはもう泣き過ぎてて喋れてないから代わりに柊太が喋ってる…。



そんな事したらバレてしまうのでは?



「えっと、2年間担任をやって、初めての卒業生が君達でよかったです。だって!!」

「華衣チャ~ン!!俺も華衣チャンでよかった~!!」



俺もそう思う。



華衣チャン、授業サボったりしたけど、マジでありがとう。