俺様彼氏と女王様。

寧音は仕事してからまだ1年弱しか経ってないからそんなに焦る必要はないと思うのに…。



「何してるの?始まるよ?」

「あ、うん。」



何か申し訳ない気持ちでいっぱいだ。



俺って寧音に負担かけてばっかりじゃねぇか?



はぁ…。



何か俺ってダメ人間じゃね?



「寧音、1年に気をつけろよ?」

「わかってる。日向?あたしの運動能力知らないの?あたしは絶対転ばされたりしないから大丈夫!!」



マジで?



そんなに運動神経いいわけ?



始まった試合は案の定1年ギャルが寧音を狙ってる。



試合とかどうでもいいし!!



寧音が何かされないか心配で気がきじゃない…。



「痛っ…。だ、大丈夫?」

「そんなとこに突っ立てたら邪魔なんですけど~。」



わざと寧音にぶつかってんじゃねぇよ!!