俺様彼氏と女王様。

このままお湯に溶けてしまいそうだ…。



「終わり。」

「もっとする…。」

「ダメ。もう出るぞ。」



日向のバカ~…。



しかもいつもよりお風呂短いよ…。



「おいで。」



お風呂から出て部屋に戻ったあたし達。



日向がベッドの上で手を広げてくれたから、あたしはそこに吸い込まれた。



もっとギュッ~ってして?



何でしてくれナイの~…。



「寝るぞ。」



日向はそう言ってベッドに入った。



寂しくなるあたし…。



「寧音、早く隣来いよ。抱きしめて寝んだから。」



感情っていっぱいあるんだね!!



その一言にかなり嬉しくなっちゃったよ…。



「やっぱり寧音だわ~…。俺の安眠グッズ。」



日向は抱きしめたあたしのおでこに優しくキスをした。



さっきの素っ気ない態度と今の言葉のギャップがヤバイ…。



心臓飛び出る!!