俺様彼氏と女王様。

レジェでの仕事を終わらせた俺は慎也の車で一緒に帰る。



「オーナー、俺、この近くに部屋借ります。」

「何で急に!?」

「大学行かなくていいし、斎藤さんの家で寝泊まりするのはちょっと…。」

「一緒に住めばいいじゃん。」

「それはダメです。レジェでも家でもいつも一緒にいると刺激が足りなくなる。」



慎也にしては意外な言葉だ…。



刺激ねぇ~。



必要だな!!



「慎也ってマジで『斎藤さん』って呼んでんの?」

「いえ。二人の時は名前で呼んでますよ。斎藤さん、ギャップとかに弱いんで。」



慎也ってやっぱり飴と鞭を上手く使い分けるタイプだ…。



ギャップに弱いか…。



今から寧音に試してみよう!!



でもどんなギャップだ?



寧音はどんなのが好きなんだろうか…。



「慎也って甘えたりすんの?」

「しません。俺は甘えられたいタイプですから。」



とか言って実は甘えてたりして…。



慎也が!?



それはナイナ…。