俺様彼氏と女王様。

マジ勘弁してよ…。



何さりげなく腕とか組んで来んの!?



「佐伯先輩、お願いしていいですか~?」



寧音にシャッター頼むわけ!?



マジムカツク!!



「いいよ~。」



笑うのが精一杯だし…。



寧音って心が広いのか?



違うな…。



彼女の意地ってやつだな。



あんた凄いよ。



「ありがとうございました!!」

「いいえ…。」



そう言って寧音の隣に戻った。



それから次の試合もその次の試合もベタベタ触られ…。



俺は限界が近い。



「寧音、思い切ってキスとかしちゃう?」

「しないから…。それよりこんなにくっついて熱くないの!?」

「熱くねぇよ。寧音にくっついてると熱さなんか…。」

「汗垂れてんだけど。」



でも寧音のそばを離れたくねぇ!!



1年ギャルに見せ付けてやるんだ。



俺は寧音しか相手にしないってとこ。