俺様彼氏と女王様。

あたしにはニコニコしながら話しをしようとしてる…。



「もっと愛想よくしなよ!!」

「ヤダ。寧音に嫌がらせした奴らに笑顔は向けらんねぇ。」

「だけどさぁ…。周りもいるんだから少しは気にしなよ!!」

「バカ言ってんじゃねぇよ。何であんな奴らに…。」



本性バレたらどうする気!?



本当に困った人だ…。



「普通に接しないんならもうエッチしない。」

「は!?マジ言ってんの!?」

「うん。だから愛想よくね?」



日向は渋った顔をしながら上のジャージをあたしに渡してコートに入った。



背が高い日向はやっぱり目立つ。



Tシャツにジャージが超カッコイイ~!!



始まった試合をコート脇で眺めた。



ってより日向しか見てないけど。



「きゃ!!あ、ごめんなさい!!」



おいおいおいおい。



わざとこけたフリして日向にくっついてんじゃねぇよギャル!!



ムカつく~!!