慎也の裏側を見た俺は素直に帰ることにした。



慎也ってただ者じゃないと思ってたけど…。



何者なんだろうか…。



家に帰ったら寧音が先に寝てた。



俺もシャワーを浴びてから寧音の隣に寝る。



疲れてて眠いはずなのに目を閉じるとタイシがいる。



「くそっ…。」



今日もリビングに出てテレビをつけた。



俺は潰れねぇし潰されねぇ。



俺は出来る男だ。



負けない負けない負けない…。



「日向？」

「どうした!?」

「寝れないの？」

「いや？ただテレビ見てただけ。」

「そう…。じゃ、あたしも見る。」



起きてきた寧音が俺の隣に座ってる。



寝れねぇとかダサくて言えねぇじゃん。



俺マジビビッてんだな～…。



「日向は何があっても折れたりしない。あたしが保証する。だから大丈夫。それに今回は一人じゃないよ？」



ヤバイ…。



心読まれてる…。