俺様彼氏と女王様。

知らない人に抱きしめられたの何て初めてだしやめてほしい!!



抱きしめられてるから思い切り肘を入れてやった。



「うっ…。」



その声と同時に振り向くと何とも言えない美少年が!!



アメリカ人なのか目がブルーだ。



「やめなさいレオ。」

「冗談だよ…。なのに…。苦しい…。」



えっ!?



もしかしてサヤさんの息子!?



あたし大変な事しちゃった!?



「君がNene?写真よりカワイイね。」



顔に似合わずキレイな日本語を話す彼はお腹をさすりながらあたしに笑顔を向けた。



「紹介するわね、息子のレオ。大学生よ。」

「あっ、Neneです!!何か失礼な事してすいませんでした…。」



すいません!?



抱き着いてきた方が悪くない!?



何かムカつく。