「悠雅!あたし今斗里くんと…」 「いいから帰るぞ」 悠雅はぶっきらぼうに言うと、靴を 履き替えて、さっさと出て行ってしまう。 「え…ちょっと待って…」 少し後ろを振り返ってみるけど さすがに悠雅を放っておいて 戻るわけにもいかないし… ホントにごめんなさい! 斗里くん… そう、心の中で謝罪しながら あたしは靴を履きかえて 急いで悠雅を追った。 「悠雅、待ってってば!」 と必死で後ろから声をかけると 悠雅は振り返らずに少し止まって 待っていてくれた。