「俺‥できることがあったら手伝うし、応援するから!」

「あ、うん‥ありがと。」

「それで?どんな感じのお祭りになるの?」
キラキラした目で聞いてくる彼。


「えーとね、やっぱ特設ステージはつくりたいな!ライブとかやるの!それからね、たくさん屋台並べて、皆にたくさん食べてもらいたいな!」

「うん。いいね!」

「でもなんかそれじゃあ普通だよねー‥どうせ復活させるなら、3倍くらいにしてやりたいなー!」

「たしかに‥うーん‥あ!じゃあさ、高校生が主体となってやるんだろ?だったら文化祭みたいなお祭りにしちゃえば?」

「たとえば?」

「ミスコンとかお化け屋敷とか!」
得意げに言う海くん。

「あー、それいい!!楽しそう!あとさ、夏ならではのイベントも欲しいよね!」

「あ、スイカ割りとかビーチバレーとか?」

「それもいい!!」

その後、私たちは夕日が沈んで暗くなるまでお祭りについて語りあった。

海くんがこんなに乗ってくるなんて‥ちょっとびっくり。
意外と無邪気なんだなーと思うと可愛くみえる。