「なんでてめぇがいんだよ」 「えー瑠奈ちゃんと約束してんだもん」 「あ?瑠奈、まじかよ?」 戸田君に向けられていた鋭い視線が 一気にあたしに向けられる。 咄嗟の事に声が出なくて あたしは思いっきり首を横に振った。 「だとよ、大晟帰れ」 「え~今日約束したのにもう忘れたの?」 「行くなんて言ってない!」 抗議のつもりだった。 あたしは戸田君となんて 遊ぶ気ないんだからっていう。 「あ?瑠奈てめぇ、いつ大晟と話したんだよ?」 凍り付くような声に 全身の血の気がサーッと引くのが分かった。