僕らには、もう、話すべき事など、残ってないように思えました。


これ以上ここに居ても時間の無駄でした。


サキは風俗で働いていて、富岡が客だった。


シンプルな事実。


それ以上でもそれ以下でもない。


ただ、僕が何も知らずに過ごして来ただけ。