「そんな、嫌そーな顔されると流石に傷ついちまうよ〜」




分かっては、いる





けれど、昨日の今日で


顔を見たくないのも事実で


そこは、触れないで貰いたかった





「ゴメン、そんな顔してたかしら?」




「自覚無しなわけじゃないでしょーに」




そう言って


喉をクツクツと鳴らす彼が憎らしい




「んで、なんで湊人君がここにいるんだ〜? 」




この黒髪の人、みなとって言うんだ